高校英文法:群動詞の受動態

<例文>
His father is looked after by him.
「彼の父は彼に面倒をみてもらっている」

<ポイント>
・群動詞とは動詞から始まる2語以上のカタマリ
・群動詞の受動態は群動詞を1つの動詞として考える
・群動詞を受動態にすると前置詞が2つ並ぶ場合がある

< 群動詞の受動態 >
群動詞とは look after「の世話をする」のように 動詞から始まる2語以上のカタマリ のことです。
群動詞は見た目は2語以上ですが、1つのV として考えることがポイントです。

「彼が彼の父を世話している」
He looks after his father.
( looks after を1つのV として考える )

群動詞を受動態にする場合は最初の動詞を be done するだけです。
look after → be looked after

上の例文を受動態にすると、
His father is looked after by him. となります。

注意点は is looked after by him と見た目は、前置詞が2つ並ぶことです。
( after と by が2つ並んでいる )
群動詞を使った英文を受動態にする場合に、どちらかの前置詞を書き忘れる場合があるので注意しましょう。

(×)His father is looked after him.
(×)His father is looked by him.

<その他の例文>
I was spoken to by a foreigner yesterday.
「昨日、私は外国人に話しかけられた」

He was laughed at by his classmates.
「彼はクラスメートに笑われた」

<補足>
次に群動詞の受動態の例をまとめておきます。
・bring up → be brought up「育てられる」
・speak to → be spoken to「話しかけられる」
・laugh at → be laughed at「笑われる」
・look after → be looked after「世話をされる」
・take care of → be taken care of「世話をされる」
・put off → be put off「延期される」
・call off → be called off「中止される」
<まとめ>
・群動詞とは動詞から始まる2語以上のカタマリ
・群動詞の受動態は群動詞を1つの動詞として考える
・群動詞を受動態にすると前置詞が2つ並ぶ場合がある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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