高校地理(気候):④ 冷帯

定義

最寒月平均気温 < -3℃
最暖月平均気温 ≧ 10℃

※ 冬は寒いが、夏はそこそこ暖かくなる(暑くなる)地域
※ 寒帯よりはマシなので、「亜寒帯」とも呼ばれる

 
冷帯については記号として「D」が割り当てられる。
さらに、降水量によって2つに分類される。

Df 冷帯湿潤気候 年中湿潤(乾季がない)
Dw 冷帯冬季少雨気候 夏:湿潤、冬:少雨

※ f と w の判別は温帯の場合と同じ
※ さらに Dfa, Dfb, Dwa, Dwb と区分することもある

※ 中学範囲では、両方ともを「冷帯」として一括りで扱う

 

小分類

冷帯湿潤気候(Df)

気温 夏:高温、冬:寒冷
降水量  高緯度低圧帯の影響で年中降雨
植生 針葉樹林(タイガ
土壌 ポドゾル
気温が低いため微生物の活動が鈍く、やせている(南部は褐色森林土)
分布 カナダの大部分、ロシア(シベリア東部を除く)

 

冷帯冬季少雨気候(Dw)

気温 「夏:高温、冬:寒冷」の度合いが Df よりもさらに大きい(年較差が大きい)
降水量  夏:高緯度低圧帯の影響で降雨
冬:シベリア高気圧に覆われることで少雨
植生 針葉樹林(タイガ
土壌 ポドゾル(南部は褐色森林土)
分布 シベリア東部

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています