【記事】理想の復習回数は3回。まずはその日に復習する

学校や塾で授業を受けた時、きちんと復習をしていますか?授業を受けて、ノートをとったことで内容を分かった気になり、そのまま復習せずに終わっていませんか?
もし復習を全くしていないのなら、それは授業そのものを受けていないのとそこまで変わりません。それくらい復習するというのは大事なんです。
ではいつ復習するべきなのでしょうか?

<1ヶ月後には全て忘れている>
授業を受けた後に全く復習をしなければ、1ヶ月後には全て忘れています。1週間後でさえ頭に残っているのはせいぜい3割程度です(興味のないことだと1週間後でもほぼ残っていません)。極端な話ではありますが、もし1年間全く復習をせずに過ごしてしまうと、大学入試本番の時点で頭に残っているものは、1週間前に勉強したことだけとなります。
1年間も勉強をしているのに、残っているのは1週間前の内容だけ。そんな勉強で大学受験を突破するのは当然無理です。
よく暗記力がない、覚えるのが苦手だという人がいますが、そもそも人間は物事を忘れようとする生き物です(自分に重要なことだけを覚えておこうとする)。つまりみんな覚えるのが苦手なんです。忘れようとする頭に対して覚えようとすることは大変なことなんです。みなさんが受験に対して費やした時間が無駄な時間とならないためにも、まずは復習の重要性に気付きましょう。

<必ず授業を受けた日に復習する>
まずは授業を受けた日に復習を1回しましょう。この復習の目的は頭を整理するためです。授業ではみんなが知らなかった情報が盛りだくさんです。つまり授業を受けた後の頭の中は整理がされておらずぐちゃぐちゃの状態になっているのです。カバンの中にとりあえず物をどんどん入れた状態だと思ってください。そのままにしておくと、物が必要になった時すぐに取り出せませんよ?
なので、軽く整理するのです。この軽い整理は授業を受けた後が一番効果的です。なぜなら、授業でやったこと、先生が言っていたことが一番頭の中に残っているからです。たくさんの時間をかける必要はありません。授業で使ったテキストやノートを一通り見返し、今日習ったことを確認する程度で十分です。これだけで、1週間後に頭の中に残っている割合が上がります。

<1週間後が復習の山場>
1ヶ月後に少しでもたくさんの知識を残しておくためには、1週間後の復習が一番重要になります。これは1週間後に復習をすることで忘却曲線を抑えることができるからです。この復習には時間をかけましょう。まずは授業で扱った問題をもう一度自分で解き直してみる。その後、間違えたところを中心に解き方をノートなどで確認する。そしてもう一回解き直してできた感覚を味わう。
授業の内容にもよりますが、おそらく1時間以上はかかると思います。塾の授業は基本1週間に1回だと思うので、授業の前日に復習をする習慣を必ず身に付けましょう。

<1ヶ月後に3回目の復習>
1回の授業に対して理想の復習回数は3回です。そして3回目の復習は1ヶ月後が理想です。1ヶ月後の復習も目的は再確認です。なので、テキストやノートを見返すのが中心です。さらに1ヶ月間新しい知識も入ってきているので、もしかすると3回目の復習の時に新しい発見があるかもしれません。新しい発見があるかもと少しワクワクしながら3回目の復習をやってみましょう。
※ 定期テストを、「勉強のゴール」ではなく「復習のための手段」と捉えるのも手です。
 
受験生であっても、正直復習をしている人は全体の5~6割程度です。復習をしているとはいっても、述べてきたような復習をしている人はおそらく1~2割程度です。ということは復習のやり方を変えることだけで、劇的に成績が伸びる(=ライバルに勝てる)可能性があるのです。どうやったら勉強ができるようになるのかと悩んでいるのであれば、まずは復習を正しいやり方でやってみましょう!

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